こんばんは、ふゆです。
それではさっそく2019年夏の新アニメ、
【ロード・エルメロイII世の事件簿魔眼蒐集列車 Grace note】第2話 詳細ネタバレ解説&感想を書いていきます♪
アニメに先駆けた第0話の解説もしております。
アニメ【ロード・エルメロイII世の事件簿魔眼蒐集列車 Grace note】第0話
第二話【七つの星と永遠の檻】
物語は、一話の続きから始まります。
ライネスは、ロードエルメロイⅡ世に事件の解決を依頼しに来ました。
『メアリを覚えているかい?天体科を統べるファーゴ家の一人娘だ。』
『私の教室の生徒だった。彼女が何か』とまゆを顰めるエルメロイ。
『彼女の父親が自宅でバラバラ死体となって発見された。すでに何人もの魔術師がさじを投げていて、現代魔術科の君に解決をお願いしたいと。メアリに大量の遺産が転がり込み、多額の謝礼も見込まれる』
そういわれれば、大借金を追っている身として、行かないわけにはいかないエルメロイ。
出てくるたびに上から目線のドSっぷりを発揮するライネスちゃんと、老けても天真爛漫で好奇心旺盛なメルヴィン平川さんが萌え。
(ここでOP)
エルメロイとグレイは、車でファーゴ邸へと向かいました。
ファーゴ邸は、特殊な建物の形をしていました。
『ドーム状の屋根は空を意味し、建物内は大地を表す。
あの建物は一つの世界をかたどっている。この建物の主人は世界の神、だな。
これほどわかりやすいヒントがあって、連中はなぜ解けない』と呟くエルメロイ。
第一話のはしゃぎようがうそのよう。どうしちゃったの。
メアリ(金元寿子)と、メイドのクレア(MAO)、に出迎えられた二人。
メイドの髪形、なんかすんごい個性的な感じになってます。
メアリはエルメロイに抱き着いて泣き言をいうが、魔術師は冷静であれと教えただろうというエルメロイ。
さっそく、事件の詳細を聞くが、殺されたアーネストの友人で降霊術師、フェルナンドと、アーネストのおいのアレックが登場し、お互いをアーネストを殺した犯人では、とののしりあう。
メイドのクレアは、アレックは金の件でアーネストともめていた、と証言するが、メアリに、メイドに口を出す権利はないと怒られる。
アーネストの死体は魔術で保存されており、見に行く一同。
死体は計七か所に切断されていた。
七大惑星になぞらえて配置されており、その構造を見れば意図が分かるというエルメロイだが、そんなこと魔術師なら誰でもわかるとフェルナンドたちに笑われる。
しかし、その並べ方の構造は、伝統のどれにも当てはまらないものであったのだ。
エルメロイは現代科の魔術師ならわかるのではないかと思って、呼ばれたようだ。
別の部屋に通され、グレイと二人きりで意見を言い合うエルメロイ。
『建物には強い結界が張られていたので外部の犯行ではない』
『皆に犯行の動機がある、メアリも財産を相続できるし、メイドのクレアも、アーネストに虐待されていた跡があった。クレアの動きは、服の下にけがをしている人間のものだった』と、見事な推測をするエルメロイ。
『クレアは魔術師ではないのでは』とグレイは言うが、
『世のバラバラ殺人は、ただの人間が犯したものだよ』と皮肉なことをいうエルメロイ。
『虐待については、メアリも知っていただろうが、止められるものではない。魔術師にとって子は所有物だ。魔術師の家ならば、どんなおぞましい秘密もあり得る。まだ情報が足りない。すこし聞き込みをしよう』
そういって、メアリのもとを訪れるエルメロイ達。
『お父様はよく言っていました。根源にたどり着くには、人生は短すぎると』
エルメロイは『根源への到達は、魔術師の夢だ。だからこそ魔術刻印を受け継がせて、夢を託していく』というが、
『父は、自分が根源にたどり着こうとしていた。だから自殺はするはずない。父はたびたび永遠という言葉を口にしていました。父が求めたものは、不変のものだったのです。私も信じていました。しかし、先生の授業で、私はそれが間違いだということに気づいたのです』とメアリ。
『長く信じられていた天動説すら、覆されたのだから。『星の輝きすら、永遠ではない』』
きれいにハモる、エルメロイとメアリ。一言一句授業を覚えている優秀な生徒だったようだ。
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また部屋にもどったエルメロイ。
『広間の件は、何が問題なのですか?』と聞くグレイ。
『人体の各部位は、七つの惑星に照応している。火星なら頭、太陽なら心臓、彗星なら胸・腕、などの置き方をしていたが、それは今までのセオリーとは違った。決定的に違うのは、太陽の心臓を真ん中に置いたことだ。このタイプの魔術は、中央の太陽は魔術師のはずなんだ』
『それならまるで、死体が魔術をつかったみたいだな』とアッドが言う。
そして、貴重な財産を売り飛ばそうと、書庫に忍び込んだアレックが、ぐちゃぐちゃ死体がみつかる。
その周辺に、死霊のにおいがすると言うアッド。
まだ消えていなかった土星の魔力が、死霊を呼び出したようだ。
友人のフェルナンドの研究が応用されていたようだ。
そして、物語を解き明かすため、中央広場に皆を呼ぶエルメロイ。
『すべてを明らかにする』
コナンさながら、謎解きが始まります。
『この館に仕掛けられた魔術は、七大惑星を使ったものだった。あなたたちは天体魔術を扱うとき、天動説に従うそうですね。しかし、アーネスト氏は伝統も美学も捨てて、地動説を使った。そうしてでも、かなえたかった夢があったのですよ』
そういって、七大惑星の中でに、地球を当てはめた場所の床下に、霊魂があるのを発見する。
その瞬間、霊魂から光が出て、肉体に降り注ぎ、変わり果てた零体となったアーネストが浮かび上がる。
『やっぱりだ!この館自体が、あなたを永遠の存在にしるための工房だったんだな!』という。
『おれのむすめ。めあり、おまえのいのちをくれ・・・えいえんにはまだたりない・・・ちが、ちからがたりない・・』
といって、アーネストは暴走します。
『儀式は不完全だったんだ。まだ実験段階の技法で、目指したのは単なる延命でなく、不老不死だったからだ。どうしても自分自身で根源にたどり着きたかったために、
自分で肉体を七大惑星になぞらえてばらまいたのだ!
永遠の存在となるために!』
器用だな。
そしてエルメロイはグレイに頼み、大きな鎌の魔術礼装でアーネストを倒します。
アッドが食べ放題だね★とか言って食べちゃいました。
小さいのに、めっちゃつよ可愛いです。造語。
謎解きなどの頭脳部門は、エルメロイ。戦うのはグレイ。そのような分担みたいですね。
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事件は片付き、メアリとクレアに見送られる二人。
『よくあんな未完成の魔術を試す気になったものだ』とエルメロイは言うが、
『お父様にとって、永遠を手に入れることは悲願でしたから』
『メアリ、君は知っていたんじゃないのか。君は優秀だ。父の研究内容と、手段を類推する手段はいくらでもあったろう。不完全な儀式で、父が死ぬことを、止めもしなかった。違うかね』
そう問われたメアリは、低い声で、強く言います。
『だとしたら、どうなさるのですか』
『どうもしないさ。なぜそうしたかには、いささか興味がある』
『父の研究が成功すれば、私も永遠に変わることが許されません。お父様に、この館に、一生縛られて。だから、永遠などないと証明してあげたまでです。先生、ありがとうございました。お元気で』
車に乗って、ファーゴ邸を後にするエルメロイたち。
『永遠のものなどない。すべては変わりゆく。それは人も例外ではないか』と呟くエルメロイ。
その車を見送るメアリとクレアは、手をどちらからともなく、きゅっとつなぎました。
(ここでED)Cパートなし
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最後で、もう一つの謎を暗に明かす、という手法でした。
メアリとクレアは恋人だったんですね。
それが、虐待されている事実も、それが永遠に続いていくかもしれない、という恐怖も、計り知れないものでしょう。
今回は、一話完結の物語でした。
ずーっと浪川さんはゴエモンみたいに低くしゃべってましたね。
エロいんだけど、おはしゃぎさんのウェイバーがすでに懐かしい。。。
次回は第三話を文字起こしネタバレ解説していきます♪