それではさっそく2019年夏のアニメ、
【ロード・エルメロイII世の事件簿魔眼蒐集列車 Grace note】第13話
動画見逃した方向けの詳細ネタバレ解説&感想を書いていきます♪
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第13話最終回 時計塔と日常と未来への第一歩
前回までの大まかあらすじ
グレイとアッド、渾身のコンドミニアム!
++++
魔眼蒐集列車の事件から数日後。
カウレスは、けがをしたグレイを見舞っていた。
魔術課にも、おとがめはなかったそう。
エルメロイも入院しているようで、フラットとスヴィンが見舞いに来ていた。
司法取引でイヴェットも解放されたようだ。
カラボー神父の助けで、先の戦いでエルメロイ達の命も助かり、七年前の件も不問になっていたようだ。
退院したエルメロイとグレイのもとに、化野が尋ねる。
きっと、またあのハートレスと会うことになるだろうと。
『あなたはなぜトリシャのペンダントを残していたのか、おびき出したい誰かがいたのではないですか』
『あなたとライネスと似たようなものですよ。ハートレスは義理の兄です。まだなにか』
『なぜ、途中でオークションを降りたのだ』
『あら、もしかして法制課をしんようなさっていたのですか』
一方、オルガマリーは退院後に間違って病室を訪ねたようで、ライネスとばったり出くわす。
『間が悪いと言われたことはなかったか。お互い時期ロードの後継者だ。親交を深めておくのもいいだろう』
『あなたとは仲良くできそう』
『お互いに利用価値のある間は、よろしく』
そんな中、クリスマスが迫り賑やかさを増す街中でメルヴィンと出会う。
メルヴィンはウェイバーの魔術刻印を預かっているのだという。
『ライネス嬢から借金を背負わされた時、担保として差し出したのが魔術刻印だったんだ。
僕が預かるのが適任だろう?』
『どうして、ウェイバーってよぶんですか』
『あいつがロードの座を譲るときに、ウェイバーって呼ぶ人がいないと寂しいじゃないか。
ロードじゃなくなった後の時間もね、彼の大切な時間なんだ。
彼は変わってきた。例えば第五次聖杯戦争とか、そうなればここを去ってしまうかもしれないよ』
『そうなっても、師匠は師匠です』
『人にはいろんな側面があるものさ』
現代魔術科ではスヴィンの典位(プライド)昇格の儀式が厳かに行われていた。
『また生徒に抜かされてしまったな』
『ここまで来られたのは、先生のおかげですよ』
10代の若さで典位への昇格を成し遂げた教え子の姿を、ロード・エルメロイⅡ世も万感の思いで見つめる。
一方グレイは、ロード・エルメロイⅡ世が聖杯戦争への参加のため、遠く旅立ってしまうのではないかという不安を拭いきれずにいた。
パーティの後、部屋で酔いつぶれるエルメロイ。
『師匠のおかげで、拙は救われました。
あの村から、師匠が連れ出してくれたから、きっとみんなだって、いろんな理由で師匠に感謝していると思います』
『永久に半人前のロードだと、今でもそう思っているが、少しくらいは』
『行くつもりなんですか』
『第五次聖杯戦争だが、正式に辞退したよ。英霊イスカンダルのけじめじゃない。
未練はあるが、固執すべきものじゃない。
私が今決着をつけなきゃいけない戦場はそっちじゃない』
『師匠・・・あの、これライネスさんたちとデパートで、すみません、こんなものもらっても』
『いつも言ってるだろう、なぜそうしたかだと。
すまないが、一緒に戦ってほしい』
『拙で、よければ』
そういって涙を流すグレイ。
『よろしく頼むぞ』
そして、雪が降る。
エルメロイはソファで眠ってしまう。
グレイは眠るエルメロイを見つめる。
夢を見るエルメロイは、イスカンダルに声を掛けられる。
『これは夢だ』
『理屈をこねるようになりやがって、しかし教師とはな』
『聖杯戦争が終わっても、続くんだ。ばかばかしいくらいにな。
まだ僕は、お前の隣に並ぶことはできないってことだ。
その果ての栄誉も、現実で得るべきものだから。
ここではない、ロードエルメロイの戦場で』
『あえて問おう。楽しかったか、ここまでの旅は』
涙ぐむエルメロイ。
『ああ、当たり前だ、ライダー。
お前の背中を追うたびなんだから』
そして教団に戻ってきたエルメロイ。
『授業を始める』
(ED)