こんばんは。ふゆです。
それでは早速、 アニメ【7SEEDS】 第5話の 詳細ネタバレ解説&感想をしていきます!
7SEEDSを知らない方はまず↓↓からご覧ください。
前回までのおおまかなあらすじ
東京に向かうナツらは、神戸で秋チームに遭遇する。
ここから関東へは物理的に行けない、絶望しかないと言われたが、なんやかんや結構簡単に神奈川付近の荻野富士の備蓄庫まで到着できたナツたち。
花のチームも、富士を目指して決意を新たにする。みんな、ごはんよ。
パート1-5 【大雪】
海に沈む関東を目の当たりにし、呆然とするナツたち。
いてもたってもいられず服のまま海に飛び込みに沈んだ街並みを眺める嵐。
するとめっちゃデカい魚が現れ、嵐に襲い掛かります。
何度も服のまま海に潜るが、せめて上着ぐらい脱げばいいのに。重いし寒いだろうよ。
すんでのところで、前回ラストにちらっとうつったモーゼみたいな男、新巻(佐々木望)が驚くほどの狩り能力で魚をやっつけ、嵐を救助します。
〈ここでOP〉
そして焚火で焼かれて食料になる、さっきの魚。
荒巻は、春チームのメンバーであることが分かります。
しかし、春チームで残っているのは新巻だけで、しかももう一人になって15年くらいになるという。(犬はめっちゃ居るけど)
どうりで、ひげも髪も浮浪者並みにボーボーです。まあ浮浪者なのか。
15年ぶりの人間なんて私ならハイテンションで話しかけそうなものを、めっちゃ冷静な新巻さん大人。
これから雨季だから、このへんは危険な生物が出るかも、と今までの経験則で的確にアドバイスをします。
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場面は変わって、花のチーム。
奇跡的なニアミスというか、花たちも荻野富士に到着します。
やはり花も嵐と同じように、潜水して中を確かめますが、倉庫内に真新しいロープが通してあることに気づき、それを頼りに進んでいくと、立派な備蓄庫にたどり着くことができました。
そこには生きていくために必要な知識が書かれた本や食料を見つける一同。
壁には、以前ナツが書いた他チームへのメッセージが残されていました。
いろいろ目の当たりにした春チームは、柳が言ったことはすべて本当のことで、我々は生き残ってしまった、この世界で生きていくしかないことを悟る。
そして、ここを拠点にしよう、と。
数日ぶりの白米や、お風呂。たったそんなことが生きてることを実感させる。ロードみたいね。しあわせたったとおも~う~
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場面は変わってナツたち。
焚火の周りで寝ていた面々だが、たった一人残されたという新巻に不信感を覚え、またもやこそり抜け出してしまいます。
嵐も新巻を不信認定して別行動をすることに賛成しているし、おいおい助けてもらった上にいろいろ教えてもらったのに、感謝はないのか。こういうところからして、嵐はやっぱり薄情な性格で、助けたい人しか助けない、という、人間なのかな。そこはどんな人でも助けようとする花とは違いますね。
起きていたが、寝ているふりをして何も言わずに立ち去る三人を背中で見送る新巻。
そして、また一人か・・・と、新巻の回想が始まります。
15年前、目覚めた新巻たち。新巻は甲子園のスター投手でした。
しかしチーズメンバーは虎にぞくぞく人を殺され、埋めた死体まで掘り返される過酷な生活。
とうとう新巻と、その高校野球のライバル打者だった吹雪(野島健児)、日本舞踊の有名人、美鶴(桑島法子)の三人になってしまいます。
お兄ちゃんに続き弟まで!兄弟共演です。
新巻はそんな中でも、負傷した狼などを手当てして助けてあげる心優しい青年だったため、狼もいつしか危機を知らせてくれたりする味方に。
新巻と吹雪の野球コンビプレーで猪を倒したりして、なんとか食いつないで結構楽しく三人で生活をしていました。
何事も僕は気が弱いから、と腰の引けることをいう新巻を、吹雪は
『俺は投手をやってるやつを尊敬する。ピッチャーマウンドで孤独と重圧と恐怖と戦っている。俺にはできない。だから俺は全力で後ろを守ってやる!だから俺がいる限り大丈夫だ!』
と、いつもポジティブな言葉を掛けます。
やがて冬になったこと、三人に以前対峙したトラが襲い掛かります。
背中を爪で引き裂かれた新巻をかばい、吹雪はナイフで立ち向かうと、俺が戦うから荒巻と美鶴に今のうちに逃げろと言います。
肉を食いちぎる音がする中、二人は懸命に逃げ、背中の傷を治療するために洞穴に逃げ込みました。
幸運なことに新巻の傷は大したことありませんでしたが、しばらく洞穴で寝込んでしまいます。
美鶴は語り始めます。私は、夕鶴を踊るはずだった。夕鶴とは、鶴の恩返し。
鶴のつうは、愛している人とずっと一緒にいられると思った。いつまでも。しかし別れが来る。
つうはいかなければならない。もう一緒にはいられない。
そう言うと、美鶴は白い衣装にそでを通し、虹のかかった洞穴の外で舞を始めます。
それを眺めながら、きれいだな・・・と呟き、眠りに入ってしまう新巻。
ふと目覚めたとき、洞穴の外では、踊りのまま凍って凍死した美鶴の姿が。
正直このシーンは謎です。
おそらく、美鶴は吹雪のことが好きだったのでしょう。凍えそうな冬に2人のうち1人を生かすためと、吹雪の後を追う、という決意で自ら選んだ道だと思うけど、洞穴の中で二人で身を寄せ合って温めればむしろそのほうが温かいだろうし、吹雪の後を追うならば吹雪のもとに戻って死ねばいいのに。
きっと、原作では細かく書かれているのでしょうけども、はしょられたのかよく分からなかった。
その有様を見た新巻は
『なんで僕はまだ生きてるんですか!なんで生きていなくちゃいけないんですか!死んでもいいでしょう。死なせてください・・・』
と、敬語で泣き崩れます。
すると、新巻のもとに訪れる一人の影・・・なんと吹雪が返ってきたのです!
死んだのでは、と驚く新巻に、血はほとんど虎のだから俺はへっちゃらよ★と言います。
そしてそこから、二人での旅が始まります。
死にかけたせいか鼻が利く、という吹雪。
野球をすることと、生きることは同じ。そういって気持ちを強くもちながら、前に進んでいきます。
またまた襲ってくる例のトラも、新巻は木で脳天をぶっさし、簡単に殺してしまいます。
このトラも、ただ生きていただけなんだな…と感傷に浸る新巻。
そんなこんなで、二人は北海道地方の富士にたどり着きます。
喜ぶ新巻の後ろから、吹雪は声を掛けます。
『がんばれ、お前の甲子園で戦っていけ』
新巻が後ろを振り向くと、そこには一匹の死んだ狼が。
そこで気づく新巻。吹雪は、あの時にトラに襲われて死んだんだ、ついてきてくれたのはお前だったのか、こんな傷だらけで、一緒にいてくれたのはお前だったのか、と。
一緒にいてくれてありがとう、と泣きながら狼を抱きしめる新巻。
そのそばには、まだ赤ん坊の狼が。
そこから、新巻の犬との生活が始まったのだー
そして現代に戻ります。
こんな世界で、他者を信頼するのは難しいね、夏Bがんばれよ、とほほ笑む。
たくさんの犬やら狼やらに囲まれ、点呼をとる新巻。全部野球がらみの名前を付けています。もののけ姫みたい。
点呼をとると、いない犬がいることに気づき、外を探して奔走する新巻。
『弱いものがえさになるのだ!もう見たくない・・・』
すると女の叫び声が。化け物に襲われる花でした。またまた奇跡的ニアミス。世界せま。
それを犬と共に助けた新巻。めっちゃヒーローやん。
お互いぎこちなく、こんにちは、と挨拶をし、花は新巻に笑いかけた。
彼女は笑った。
ぼくは、この人に会うために生きてきたんだと思った。
新巻の目が少女みたいに輝いたー
〈ここでED〉
このアニメはCパートないみたい。
冬チームは新巻しか残ってないという衝撃的な事実が明かされました。
桑島法子さんは、やっぱり死んじゃう役です。かなしい。
まあ40人くらいしか保存されてないのも少なすぎるとは思うが、北海道から東京近辺までたどり着けた新巻さんさすが。
やっぱり動物を味方につけると強いですね。
途中から、きっと原作に忠実に書いたつもりであろう髪のふわっとした輝きみたいなのが、白髪にしか見えない現象が起こりました。
若干作画が崩壊し始めてきたのかな。。。
遠巻きに見たときの体のバランスとかも、狂い始めてます。
それにしても、助けたり教えたりしたのに嵐たちに置いて行かれた新巻が不憫すぎる。
なんかこのエピソードで三人が自己中に見えた。若いからいいのかな。
なんで花は嵐が好きなんだろ。礼も言わずに立ち去るなんてろくな奴じゃないぞ!
でも、きっとじゅんじゅんなら、うっとおしいくらいに礼を言って、反対されても連れて行って絡みまくってむしろ助けるんじゃなかったって思われるくらいにそれこそ鶴の恩返しをする性格だと思います。
それでは次回は第六話 穀雨 を解説していきます!